HSPと

HSPを自覚した中年管理職プログラマの のっぴきならないノンフィクション

読書まとめ2019年6月分

チャリがパンクした・・・。こんにちは、ポコポッコです。

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先月に続き、2019年6月分の読書をまとめました。 例によって読書メーターからコピペなので網羅されているだけです。

注意!!
読書メーターではネタバレ防止配慮の機能がありますが、月毎まとめはその辺が一切考慮されていないようで中にはガッツリネタバレしているものもあると思います。正直、自分がどの本にネタバレ防止したか覚えて無いのでご注意ください。

先月の読書まとめはこちら

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6月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:3637
ナイス数:268

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアルSOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル感想
ソフトスキルを向上させたく本書を読み進めたが「ソフトスキル」よりもその後に続く「ソフトウェア開発者の人生マニュアル」の方に重きを置かれていた。仕事の進め方、集中のしかた、キャリア、お金、資産運用、心身の健康 等々ありとあらゆる面が記述されており、まさしくマニュアルと感じた。読んだ目的とは違った知見を得ることになったが満足した。解説で(Rubyの)まつもとゆきひろさんが「日本では実践しづらい点も多々ある」と記述しているが、これは私もその通りだなと感じた。アメリカで発売された書籍の翻訳でであることは留意したい
読了日:06月01日 著者:ジョン・ソンメズ

貧困・格差の現場から貧困・格差の現場から感想
貧困や格差といったジャンルに興味があったため読み始めた。本書はシンポジウムを文字起こしした構成で私はまだ不勉強で主だった感想は持てなかったのだが性別差において日本は生活しづらさがあるなと感じた。途中にエキタスという団体のデモを抜粋した箇所があるが、そこだけ読む限り論理がよくわからず賛同はできないものだった。あと安倍首相を安倍と呼び捨てして批判している箇所が数箇所あった。私は批判は問題ないと思うが呼び捨てはちょっとそういう「アレ」な感じの印象を受けてしまうので止めてほしいなと思う。
読了日:06月01日 著者: 

本当の依存症の話をしよう -ラットパークと薬物戦争-本当の依存症の話をしよう -ラットパークと薬物戦争-感想
薬物やギャンブルの依存について、ラットを使った実験や禁止することのリスクを描いた海外の漫画をベースに展開し、日本の現状や課題について書かれていた。とくに薬物依存については内容的に考えさせられるものでラットの実験から「薬物の作用」よりも「孤立が問題」としている点は新たな知見だった。理論立てて説明されているためかなり説得力がある内容だが、一方で現状の日本の方針目線の書籍も読みたいなと思わせてくれた。
読了日:06月01日 著者:スチュアート・マクミラン,松本 俊彦,小原 圭司

「敏感すぎる自分」を好きになれる本「敏感すぎる自分」を好きになれる本感想
HSPについての知見を得たく読み始めた。(私はセルフチェックでHSP強判定)本書は非HSP精神科医の先生が書かれているが個人的にはHSPの方が書いたHSP本よりも読みやすく、結果頷けるポイントが多かった。HSPは誇らしいものであると認識できるといい、という作者の言葉は励まされると同時に、読み終えた今もそこまで自分に対する感情は変わらないため、私の場合はHSPについてのネガティブ面はだいぶ深いのだなと感じている。
読了日:06月05日 著者:長沼 睦雄

マッチメイクマッチメイク感想
プロレス団体内で発生した死亡事故から物語が展開していく。主人公がいい感じの脳筋で好感をもった。同僚の頭が良い奴が探偵役かと思ったがあくまでサブで、もうちょっとガッツリ絡んで欲しかった気もする。推理要素は薄めではあったがプロレスの裏側や仕組みが非常に面白く、これからプロレスを違った観点からも楽しめそうだと思った。丹下さんカッコいい。
読了日:06月08日 著者:不知火 京介

10年つかえるSEOの基本10年つかえるSEOの基本感想
SEOという言葉は知っていたが意味を完全に間違えていたと気付かされた。方法論よりも考え方を学べる書籍で、とても参考になった。まとめると「量より質で使用者のニーズに即した」コンテンツを地道に作ることが結果SEO対策となる。といったところだろうか。使用者の目線は常に忘れないようにしたい。
読了日:06月08日 著者:土居 健太郎

気分はもう、裁判長 (よりみちパン!セ)気分はもう、裁判長 (よりみちパン!セ)感想
裁判傍聴を趣味とする作者が裁判をわかりやすく説明した入門前入門書といった内容。6つのケース毎に「裁判あるある」的な感じで説明が入り非常にわかりやすかった。あくまで裁判全体の流れだったり弁護人、検察、裁判官の役割や内面に書かれているためケース毎の判決は省かれている。ゲームやドラマで弁護士は逆転無罪を勝ち取る(または真実を追求する)ための役割が多いが、現実は有罪確定後の刑の長さをめぐる駆け引きの方が多いらしい。サックリ読めるが現実に即しているためリアルさがあり参考になった。
読了日:06月09日 著者:北尾 トロ

コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)感想
本書はプログラミング言語について「比較から学ぶ」ことと「歴史から学ぶ」ことにページが割かれている。作りながら学ぶ系の書籍が多い中、歴史と比較からプログラミングの根幹を学べる。既知の内容が多かったものの私の好みにバッチリあった素晴らしい書籍だった。内容的に若かりし頃に読みたかったなと思う。(私の若い頃に本書はまだ無いが・・・)「文法」「構造化」「関数」「例外」「スコープ」「型」「コンテナ」「並行処理」「オブジェクト指向」「継承」について歴史と言語比較を軸に書かれており、総合的な知識を習得できる。
読了日:06月13日 著者:西尾 泰和

あなたを殺す成功法則「プラス思考の罠」: 心が苦しければ逃げてもいい 自己啓発・成功法則の罠あなたを殺す成功法則「プラス思考の罠」: 心が苦しければ逃げてもいい 自己啓発・成功法則の罠感想
kindle。著者曰く、プラス思考に疑問を持ち始めた人のために書かれた書籍とのこと。「プラス思考も盲信すれば洗脳に近い状態になり追い込まれていく。自分の心がすり潰されるくらい苦ければ全力で逃げるべき」といった内容。目標に対する項目に紹介されていたパッションテストは参考になった。これはやってみたいと思う。全体的に本書は内容的に分量的にも薄めだが、電子書籍に慣れていない私にはこれくらいが丁度よくテンポよく読めた。最後らへんでスピリチュアルになってしまうのでちょっと人は選ぶかもしれない。
読了日:06月14日 著者:Keiichi

2Dグラフィックスのしくみ ――図解でよくわかる画像処理技術のセオリー (WEB+DB PRESS plus)2Dグラフィックスのしくみ ――図解でよくわかる画像処理技術のセオリー (WEB+DB PRESS plus)感想
本書は2Dグラフィックス(ドット、ピクセル)の仕組みや技術を深くならないレベルで紹介している。一応、非エンジニア向けに書かれた書籍だと思うが中盤くらいからガッツリソースコードが書かれているので多分参考になるのはエンジニアだと思う。私も例に漏れず非常に参考になった。中盤までは既知の情報が多かったが3章からの画像処理は全く手を出していなかった領域なのでこういった処理の種類が例として書かれているのは大変にありがたいと感じた。本書の前に読んだ技術書が良書だったのだが、まさかの2冊連続良書でかなり満足度が高かった。
読了日:06月14日 著者:FireAlpaca開発チーム

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 小宮流 頭をよくする読書法 (ディスカヴァー携書)ビジネスマンのための「読書力」養成講座 小宮流 頭をよくする読書法 (ディスカヴァー携書)感想
kindle。著者による5つの読書法「速読」「通読Lv1」「通読Lv2」「熟読」「重読」について記述している。これまで読んできた読書法の本は著者の並々ならぬ読書への熱い想いが押さえきれず主題から多少離れた展開をすることがあったが、本書は最初から最後まで落ち着いた論調で紹介されておりわかりやすかった。基本的に読書は熟読で論理的思考力を鍛えることが最も効率よくインプットを増やす方法とのこと。
読了日:06月16日 著者:小宮一慶

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)感想
「○○、□□やめるってよ」と掲示板等でやたら擦られてるのを見て知った本作。ようやく元ネタ(?)となる本書を読んだ。何の事前知識も無く、勝手に学園ミステリーと思っていたが青春群像ストーリーだった。(裏表紙に書いてあったのを見としていた)学校カーストの「上」「下」「中(外)」のそれぞれの立場の5人を主人公とした物語で、若い頃に読んでたら色々と心に刺さりそうだったので今読んで良かったなと思う。家庭環境が深刻な問題がある登場人物が1人いてもうこれ桐島関係なくヤバくて、本編中に何か救いが欲しかったなと思った。
読了日:06月17日 著者:朝井 リョウ

儲かりたければ女性の力を借りなさい儲かりたければ女性の力を借りなさい感想
女性比率が高い職場なので業務上で何か参考になればと読み始めた。「女性はこちらが裏切らなければ裏切らない」「平等に扱う」「初対面の印象に特に気を使う」等、参考になる項目がある一方で、かなり強引で強気な項目もあり「こんな事して大丈夫か?」とドン引くことも多かった。特に「社内恋愛の相手が誰かを探すためにタイムカードを漁る」のと「新婚旅行先を強引に指定する」の2つで、この著者とは全く考え方があわないと感じた。このタイプは女性が最も嫌いそうな感じがするのだがうまくいってるあたり、やはり敏腕なんだろうか。
読了日:06月20日 著者:小山 昇

住まいのプロが教える30の警告 「この街」に住んではいけない!住まいのプロが教える30の警告 「この街」に住んではいけない!感想
何か新しい発見があるやもと本書を手にとった。本書は1章「街選び」(防災、防犯、便利さ、快適さ)、2章「物件選び」(建物、住戸)で構成されており、それぞれの項目で注目すべきポイントが書かれていた。恐らく進学等で一人暮らしを始める女性が読者ターゲットだと思う。本書で語られているポイントを全て満たす箇所は見つけづらいので自分がどこを重視し、どこは妥協できるのかの参考になると思う。個人的には賃貸物件なら95%くらいは「住人」が重要と考えているため、そのあたりの項目は熟読を進めたい。
読了日:06月22日 著者:中川 寛子

「すぐやる! 」技術「すぐやる! 」技術感想
この本の正式タイトルは、「考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術」である。「すぐやる!技術」だけだとタイトルや著者の前書きから物事を「すぐやる」ための技術(考え方)が書かれていると予想すると思うが、実際は「考えすぎて動けない人」が主軸でこれらに該当する人の悩み項目に対する著者の解決策を「すぐやろう!」といった構成に感じた。著者の解決策は「それができてれば悩まないよ・・・」と思ってしまうものも多々あるが、そういった考えは置いといて「まずやれ」・・・というメタ的な構造が狙いなのかもしれないと思った。
読了日:06月24日 著者:久米 信行

品性でも磨いてみようか (ダ・ヴィンチブックス)品性でも磨いてみようか (ダ・ヴィンチブックス)感想
品性について様々なテーマを作者目線で自由に書いたエッセイ?といった内容。ネタが無い時にそれでも書かなきゃと思って書いたブログの記事を彷彿とさせる内容で正直かなり薄め。クスっと笑えれば良いが、感性があわないと最初から最後までダダ滑りで終わる可能性がある。二篇ほどマナーに関しての漫画があり、これらは参考になった。と思ったらマナー講師の名前の漢字を間違って載せてしまったようで「お詫びと訂正」紙が入っていた。品性について扱う本で一番間違えたらいけないところで間違えて、ここだけ(失礼ながら)かなり面白かった。
読了日:06月27日 著者:ほしのゆみ

これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 1 (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 1 (集英社オレンジ文庫)感想
オススメに高頻度に出てくるので購入。経費を軸に物語が展開していく。フェアよりイーブンが好きという経理部の主人公に対し、最初は「癖がありそう」と思っていたが読み進めていくうちに「とても魅力的で面白い」に印象が変わり、そこからはあっという間に読了した。主人公にそこまで強烈な正義感は無く、合理的に状況判断し対処、(そして心では毒づいたり、食材の事を考えたり)と親しみやすいのが良かった。続巻があるようで続きも読もうと思った。(2019年7月からドラマ化というのはついさっき知った。録画せねば)
読了日:06月27日 著者:青木 祐子

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