HSPと

HSPを自覚した中年管理職プログラマの のっぴきならないノンフィクション

読書まとめ2019年7月分

古本市場勢です。こんにちは、ポコポッコです。

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先月に続き、2019年7月分の読書をまとめました。 例によって読書メーターからコピペなので網羅されているだけです。
仕事が忙しくなってきて時間(心)に余裕が無くなってくると大体月20冊に届かないくらいが目安な感じですね。

タブレットを購入したためソコソコ電子書籍の比率も上がってくるかと思います。

注意!!
読書メーターではネタバレ防止配慮の機能がありますが、月毎まとめはその辺が一切考慮されていないようで中にはガッツリネタバレしているものもあると思います。正直、自分がどの本にネタバレ防止したか覚えて無いのでご注意ください。

先月の読書まとめはこちら www.pocoshiki.com


7月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:4245
ナイス数:323

虚像の道化師 (文春文庫)虚像の道化師 (文春文庫)感想
相変わらず面白かった。ガリレオは個人的に短編が好き。「虚像の道化師」の意味が最後の最後で風刺がきいた感じでわかり、読後もスッキリ。
読了日:07月01日 著者:東野 圭吾


すべてを「投げ出したくなった」ら読む本 (WIDE SHINSHO)すべてを「投げ出したくなった」ら読む本 (WIDE SHINSHO)感想
気持ちが落ち込んでいた時期に書店で目に入り購入。前向きな気分になるためのコツが項目別に書かれていた。内容は基本前向きで気持ちが上向くことが狙いと思われるが、落ち込んでいる状況の自分にはポジティブすぎて少々キツかった。自分の落ち込みレベル程度でこの受け取り方なので、本当に全てを投げ出したくなった人にこの内容が響くのかは疑問が残る。
読了日:07月03日 著者:斎藤 茂太


「イヤな気持ち」を消す技術「イヤな気持ち」を消す技術感想
仕事が忙しくなりメンタルが弱ってきたことを実感したため手にとった。「イヤな気持ち」について「心とは」「記憶とは(脳の仕組み)」「どう向き合うか」「自我」「トラウマ」「うつ」「解放」といった構成で説明されていた。事柄に対しての受け取り方次第で大きく変わるのだということが参考になった。抽象度を上げて考え(いわゆるメタ認知)、前頭前野を常に動いている状態を保ち、イヤな気持ちを長期記憶に移行させないことが重要とまとめられていた。別ジャンルの書籍にもあったが「テレビは捨てろ」というのが本書でも書かれていたのが面白い
読了日:07月10日 著者:苫米地 英人


最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法感想
DaiGo師匠本。資格取得のために効率的な学習法を学ぶために購入。「勉強法」「勉強前準備」「勉強後」「地頭の鍛え方」といった構成。DaiGoさんが配信している動画内で学習について語られていた内容がわかりやすくまとまっていた。私は割と動画はガッツリ見ているが、忘れていた箇所もあったため振り返りに非常に有用だった。学習に対して意欲が湧いてくる内容な良書。自身の成長に繋げたいと思う。
読了日:07月10日 著者:メンタリストDaiGo


これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 2 (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 2 (集英社オレンジ文庫)感想
前巻のラストで一気に恋愛系の流れになってしまうのでは?という不安(?)があったが本作も経理部の日常から物語が展開していく構成は変わらず安定していた。物語的にボディブローのように効いてくるものが多く、前巻よりさらに鋭さが増した印象。主人公は警察や探偵では無いため物事の真相に辿り着いても勧善懲悪の展開にはならず割とモヤモヤした気持ちで次の章へいくことが多いため好みは別れそう。個人的にはこのモヤモヤさが本作の魅力だと思っている。今回、主人公の口からついに「これは経費で落ちません」が出て少し嬉しかった。山崎は強い
読了日:07月13日 著者:青木 祐子


特殊清掃 (ディスカヴァー携書)特殊清掃 (ディスカヴァー携書)感想
KindleUnlimited。室内で腐乱した死体を清掃する等を生業とする著者のブログまとめ本。腐乱した様子や、ハエやウジ等の室内の描写等、書いてある内容は壮絶でとてもエグいが著者の淡々とした文章のおかげで客観的に読める。人は死と向き合うと時に残された人のことや死ぬまでのことは考えるが、死後の肉体(物理)についてはあまり考慮できないといった著者の見解は特殊清掃のプロならではの観点だと思った。
読了日:07月14日 著者:特掃隊長


なぜあなたはC#でオブジェクト指向プログラミングができないのか: C#でカプセル化とインタフェースと継承の使い方をマスターするなぜあなたはC#でオブジェクト指向プログラミングができないのか: C#でカプセル化とインタフェースと継承の使い方をマスターする感想
kindleUnlimited。若手達にinterfaceの説明をする際に中々難儀することがあるためヒントを得たくて読み始めた。正直なところ入門前入門書といった感じで得るものは無かった。本書のサンプルは個人規模のもののため「interfaceは機能の実装を必須化」するものといった説明のみで終わっており、それは「なにが目的で」行うのか?といった点には触れられておらず残念。とはいえ、あまり突っ込んだ内容にすると、対象とする読者がより混乱するといった配慮かも知れないと思いつつ・・・。うーん。
読了日:07月14日 著者:ピーコックアンダーソン


羽生善治論  「天才」とは何か (角川oneテーマ21)羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)感想
棋士加藤一二三さんの書籍。天才(加藤さん)が天才(羽生さん)を語る構成。・・・と、見せかけて羽生さん以外の棋士についても結構語られていたり、何より自分自身についてガッツリ書かれていてエッセイに近い印象を受けた。でもそれがとても読みやすく嫌な感じは一切ぜずに御本人の魅力的な人柄が滲み出る文章がとても面白く満足できた。私は将棋については、駒の動かし方しかわかっていないが、結構な頻度で出てきた「棒銀」という戦術について調べてみようと思った。
読了日:07月15日 著者:加藤 一二三


無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法感想
アクティブな著者の勉強法本。内容は「基本を徹底的に強化する」「睡眠は6,7時間取る」「道具とやり方を工夫する努力論は続かない」等、かなり現実的で参考になった。さらに年収アップが見込めるスキルは「英語、会計、IT、そして穴場は経済」と具体的に挙げてしっかり書かれている点も良かった。流石に10年以上前の書籍のため古い面もあるが特に趣旨に影響は無いと思う。なお著者は現在はAndroid勢で音声入力等で仕事に臨んでいるようでアクティブさは一切衰えておらず読後にブログを読むとより面白いと思う。
読了日:07月18日 著者:勝間 和代


推理小説 (河出文庫)推理小説 (河出文庫)感想
ドラマ「アンフェア」の原作本。ドラマ未視聴のため事前知識が無い状態で読み進めた。文章の構成的に場面転換が多くしっかり把握できていなかったが最終的には犯人がいい感じに解説してくれていたので理解できた。この解説は読者に向けたメタ的な「フェア」さを含むもので新鮮で面白かった。「無駄に美人」で奔放な主人公、雪平刑事と振り回される安藤刑事のコンビが良い感じ。
読了日:07月20日 著者:秦 建日子


オチとはオチとは感想
古市で見かけなんとなく購入。シュール系4コマ漫画。作者の独特な感性が遺憾なく発揮されている感じだった。何も考えずに読んでも、考察しながら読んでも何かしら発見がある感じがした。ちなみに私は斧系の話が好き。2012年発売の本でどうやら限定販売らしくそこそこ貴重(?)な本かもしれない。この書籍発売後から数年経過してポプテピピックが流行った流れを見ると時代があっていればヒットしたんじゃないかなと思う。webで大半の4コマは読めるとのこと。
読了日:07月20日 著者:error403


ある男ある男感想
KindleUnlimited。ある夫婦の夫が亡くなり、夫の兄が遺影を確認したところ弟では無いことがわかり、主人公の弁護士・城戸が調査を行っていくストーリー。取り扱うテーマのためか、どこか全体的に湿度が高めで悶々とした感じで、引き込まれるがとてもズッシリきて疲れた。真相自体にそこまで驚きは無かったが、この陰々滅々さは中々味わえるものでは無いので読んで良かったなと思う。城戸の家庭はどうなっていくんだろう・・・。
読了日:07月21日 著者:平野 啓一郎

【潜入】医師狩りの村 (宝島社文庫)【潜入】医師狩りの村 (宝島社文庫)感想
タイトル買い。次々と医師が逃げ出す村へwebライターの莉子が潜入取材を試みる。衝撃の結末!・・・といったストーリー。・・・タイトルから想像した内容とは全然違いちょっとイマイチだった。風土病、医師が去る、おのど様、村の風習といった、面白くなる要素がかなりあったが、これらが余り結びつかず更には特に真相が明かされる無い要素もあり消化不良。村の方針で許容とはいえ和哉君と子供を育てていくのにもちょっとなぁ。(そこは頼ってくんだ・・・とドン引きした)SFC時代のチュンソフト以外のサウンドノベルゲームを彷彿とさせる感じ
読了日:07月21日 著者:小林 深亜


バカの壁 (新潮新書)バカの壁 (新潮新書)感想
10年以上前に購入した書籍。その昔さらっと読んだはずだが一切記憶に残っていなかったため気になり読み進めた。異なる者同志何故話が通じないのか?といった壁について様々切り口から作者が語る内容。色々と違った議題が挙がり途中で把握できなくなったが、第八章でわかりやすくまとめられていたためなんとか理解。本書内の「バカ」とは一元論で壁の内側しか見えてない者を指すようだ。今でこそ変化の重要性を説いた書籍は沢山あるが、当時としては画期的な内容だったのかも?と思った。全体的に癖が強い印象。
読了日:07月26日 著者:養老 孟司


幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)感想
DaiGo氏オススメ本。マインドフルネスにもとづいた不安やストレスの感情との向き合い方、そして人生への考え方等がわかりやすく書かれていた。気分の浮き沈みが激しい自分にとって参考になる内容ばかりの良書だった。各所に書かれているエクササイズを少しずつでも取り入れていきたい。書籍名から胡散臭い内容を想像されそうなのが実に惜しいと思う。(本書を読めばこの書籍名にも納得いくのだが)。バガボンドで「天下無双とは、ただの言葉じゃ」という柳生石舟斎の台詞があるが実にACT的だったんだなと変則的に理解が進んだ。
読了日:07月27日 著者:ラス ハリス

残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)感想
書籍名から仕事においての残念な行動についてのみ書かれていると予想していたが「損してトク取れ」といった幅広い観点で書かれていて参考になった。ただ、著者の主観に寄り過ぎた考えも書いてある印象で、私はそこに共感できないことが多かった。「お疲れ様ですは周りの人に言わないようお願いしている」「ビニール袋不要で毎回2円引き、10品を1品ずつ会計すれば-20円引き」「ファミレスの呼び出しボタン不要」「服屋の店員の質問内容」この辺りの主張はともすれば著者が「残念な人」に思われることもあるのでは?と感じた。
読了日:07月28日 著者:山崎将志


ルーシー なぞのメッセージを追え (プログラミングガールズ!)ルーシー なぞのメッセージを追え (プログラミングガールズ!)感想
本書について事前に情報や知識は持っておらず、読みはじめて数ページで児童文学だと気づかされた。中身は、条件分岐、繰り返し、変数について児童が学べる内容のストーリー。全4巻(2020年3月までに順次発売)とのことで、どのへんまでの知識を児童向けに書かれるのかは興味がある。
読了日:07月28日 著者:ステイシア ドイツ


Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミングGirls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング感想
アメリカでは技術系の仕事を志す女性は4%しかいないのだという。そんな現状を憂いた著者が多くの女性にテクノロジ(プログラム)に興味を持ってもらうべくプログラムと開発について大まかに女性に向けて書かれていた。最初は「イマイチ」と思ったが途中から入門書としてはかなりの良書なのでは?と感じた。特筆すべきはソースコードがほとんど無いのにちゃんと成立させていること。これには驚いた。また軽めに歴史的な背景を紹介したり開発の一連の流れを紹介したり(言語紹介もある)と漏れが無く、特に学生にオススメできる内容だと思った。
読了日:07月29日 著者:レシュマ・サウジャニ

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