HSPと

HSPを自覚した中年管理職プログラマの のっぴきならないノンフィクション

読書まとめ2019年10月分

寒いと思ったら暑かったり。。こんにちはポコポッコです。
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月一の読書まとめ2019年10月分です。10月は精神的にはやや不安定で気分がのらない時は読書をする気分になれなかったのですが10冊は超えていて驚いています。

読書習慣を開始する前と比較すると、かなり本に対しての抵抗は無くなったと思います。これまではのめり込むまで時間を要しましたが今は肩肘はらず1ページ目から本を読み始められています。(ニュアンスよ伝われ)

今回も例によって読書メーターからコピペなので網羅されているだけです。
10月はレポ系だったり、短歌だったりこれまで手をだしていなかったジャンルを読みました。 あとはずっと読みたかったSMPLE RULEを読めたのが良かったです。シンプルこそ難しいと痛感しました。

注意!!
読書メーターではネタバレ防止配慮の機能がありますが、月毎まとめはその辺が一切考慮されていないようで中にはガッツリネタバレしているものもあると思います。正直、自分がどの本にネタバレ防止したか覚えて無いのでご注意ください。


10月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2616
ナイス数:361

さとり世代    盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)感想
さとり世代とは、ゆとり世代の別名を指す。(本書はゆとり世代の次の世代という意味では定義されていない。)さとり世代の大学生と著者(+バブル世代)の座談会形式で進行。全体を通してSNSが生活の一部であることが良くも悪くも相当な影響を与えている印象。あらゆる事柄が自分が経験せずとも身近に感じられたり完結できたりと「さとる」ことができる世代であると感じた。私は年代的には著者に近いが考え方はさとり世代に近いので世代はそこまで関係無い気がしなくもない。参加者は大学生のみでちょっとサンプルとしては偏ってるかも。
読了日:10月05日 著者:原田 曜平


殺人出産 (講談社文庫)殺人出産 (講談社文庫)感想
中編、短編、ショートショートの3つの物語構成。書籍名の物語は中編に該当。「コンビニ人間」で著者を知ったが本編でも魅力的な世界観を構築していてとても面白かった。3編とも日常の中に(読者目線では)異常と思われるルールが当たり前のように存在しており「普通」というものがいかに曖昧なものか痛感させられた。ちょっとまだ理解に及んでないのだが昆虫食の表現はなんらかの暗喩なのだろうか。
読了日:10月05日 著者:村田 沙耶香


女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋感想
KindleUnlimited。人付き合いのおいての問題の改善方法や考え方が書かれていた。正直そこまで深みは無い(例えば科学的根拠やスピリチュアル的な謎の説得力はほぼ無い)が、良い意味で自己中心的な生き方を推奨する勢いのある内容で不思議と背中を押された気持ちになった。私の生業のエンジニア界隈だと「完璧主義」は成長を阻害する要素なのだが、本書でも完璧主義は否定的に書かれていて人間関係にもおいて良くないんだなぁと認識。
読了日:10月06日 著者:DJあおい


俺か、俺以外か。 ローランドという生き方俺か、俺以外か。 ローランドという生き方感想
KindleUnlimited。ホスト会の帝王ローランド氏本。彼のプライベートや仕事に対する哲学が書かれていた。凄まじい自己愛とストイックさ、そして時折挟まれる崩しのユーモアが絶妙(特に妹のくだりが好き)で文章においても惹きつける力があり、すっかりファンになってしまった。(笑)他のビジネス書で有効とされている行動や考え方を素で行っている点も非常に興味深く、思わぬ形で名著と出会えた感覚があった。なお著者が唯一尊敬するホストは漫画「夜王」に登場する上条聖也とのことで(自分も夜王好きなので)妙な親近感を覚えた。
読了日:10月06日 著者:ROLAND


ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)ルポ 中年童貞 (幻冬舎新書)感想
テーマは中年童貞であるものの、本書のコアには著者と一時期介護職を行っていた坂口氏という徹底した他責で弱いものには威張り散らし職場の環境を破壊するモンスターの存在があるようだ。そんな坂口のような偏った存在を調べるうちに中年童貞という要素に行き当たったとのこと。若干ロジックに決めつけ感(誘導感?)はあるような気もするが自分の職場でトラブルメーカーな社員は例外なく異性相手に拗らせている点から(たまたまかもしれないし童貞かも聞いてないが)正直頷ける箇所は多かった。まだ羊水の中にいるという例えには目からウロコ。
読了日:10月08日 著者:中村 淳彦


サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)感想
これまで全く読んだことが無いジャンルを読もうと決め、手に取った。書籍名だけは知っていたが短歌集だったことに驚いた。(それくらい全く知識が無い)。ここ数日かけて何回か読み直したが私の短歌を読み解く能力が低く、著者のニュアンスが殆ど理解できなかった。なんとなく恋人との関係は不倫感?があると思ったがあっているかどうかは微妙。内容は砕けた感じだが一方で後書きに著者の短歌に対するロジカルな考えが示されていてこれが非常に素晴らしい内容だった。後書きから先に読むとより楽しく読めるかもしれない。
読了日:10月15日 著者:俵 万智


魔女たちのたそがれ 赤川次郎ベストセレクション(15) (角川文庫)魔女たちのたそがれ 赤川次郎ベストセレクション(15) (角川文庫)感想
その昔SFCで発売した「魔女たちの眠り」の原作小説。本書の続編「魔女たちの長い眠り」(こちらを先に読んでしまった)と比較すると、こちらがSFC版のベースな印象。内容はミステリーホラーで本筋は面白いものの構成や設定の細部で微妙にモヤモヤが残るところが多いと思った。が「細けぇことはいいんだよ!」で読み進められる力のある作品なので些末なことかもしれない。ヒロインが真相を語ろうとしたところで邪魔が入った時は素で「選択肢間違えた!?」と思った(ゲーム脳)。真相部分を露骨に遮断される小説は初めて読んだかも。
読了日:10月20日 著者:赤川 次郎


仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?感想
形骸化した業務プロセスの改善、および既得権益を捨てることについてケース別に書かれていた。(紙は電子化すべき。固定勤務を止めてリモート化。ハンコを傾ける等意味のないビジネスマナー廃止等)どれもこれも頷ける内容で、幸い私の職場は大体実現できてる印象だった。一方で本書はケースは書かれているものの一番の問題の「変化を嫌がる勢」への説得や進言についてはあまり触れられておらず、この書籍に感化されて行動に移しても上手くいかないビジョンが見えたりもした。この手の本は読んで欲しい人ほど読まないといった性質があると毎回思う。
読了日:10月20日 著者:沢渡 あまね


カルト村で生まれました。 (文春e-book)カルト村で生まれました。 (文春e-book)感想
KindleUnlimited。ライトな絵柄でサラッと書かれているが読み進めるのがツライ内容が多々。幼少から親元を離れ集団生活を強制。食事は昼夜2食(何か悪さをしたら罰で食事抜き)。体罰当たり前。学業以外の労働を強制そして休みなし。そして大人の都合で学校へ行かせない。等々、こんな環境が本当に平成(当時)の世にあるんだと驚愕。世話係というイカれた大人の登場人物には終始イライラ。そんな世話係に子供達が教育されているため、作者含め登場する子供達は微妙に一般常識からズレた行動(ビワ壊滅等)をしていて底しれぬ恐怖。
読了日:10月20日 著者:高田かや


謎解きはディナーのあとで 2謎解きはディナーのあとで 2感想
何故か2巻だけ家にあり、その昔ドラマは観たものの原作は未読だったため手にとった。基本的にはお嬢様であり刑事でもある主人公麗子が事件現場を調べ、帰宅後執事の影山が謎を解くといった安楽椅子探偵な展開(まさしくディナーの後に謎解きをする)。無駄な描写や回りくどい展開が無くスラスラと読みやすく好印象。トリックや真相を楽しむよりは謎に対して麗子と影山(+上司の風祭警部)のやり取りに重きが置かれている印象で、この構成が面白いと思った。(ドラマで知ってはいたけれど)
読了日:10月23日 著者:東川 篤哉


C#で非同期プログラミングをする方法: Thread,ThreadPoolからTask,async awaitまでを分かりやすく解説C#で非同期プログラミングをする方法: Thread,ThreadPoolからTask,async awaitまでを分かりやすく解説感想
Kindle Unlimited。c#の非同期プログラムについてThread、ThreadPool、Task、Task(async,await)が紹介されていた。非常に簡潔に書かれており取っ掛かりとしては非常に有用な書籍と感じた。プロジェクトで使用する.NETFrameworkのバージョンにもよるが余程のことが無い限りasync,awaitを使うの形が良さそう。本書は本当に取っ掛かりの紹介に終始しており、デッドロック排他制御等には触れられていない点に注意。
読了日:10月29日 著者:ピーコックアンダーソン


旦那(アキラ)さんはアスペルガー旦那(アキラ)さんはアスペルガー感想
Kindle Unlimited。アスペルガーの旦那との生活を描いたコミックエッセイ。序盤はちょっと変わった所がある旦那紹介くらいのノリだったが、中盤から借金や仕事を辞める等旦那の問題行動が目立つようになり、終盤にアスペルガーと判明。といった構成。読んでいてキツイ内容だった。旦那は元より妻(著者)も旦那を階段から落とそうとしたり色々とヒスったり誇張もあると思うがちょっと嫌だなぁ・・・というのが正直な感想。ラスト付近で旦那の性質を理解し一緒に生きていく決意するものの、旦那へのヘイトを感じるのは私だけだろうか
読了日:10月30日 著者:野波 ツナ


SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)感想
DaiGo氏オススメ本。公私においてルールを複雑にしがちだが、実はシンプルな方が迅速かつ正確な決断をくだすことができ強力な武器になるとのこと。本書はシンプルなルールの構築方や考え方、実在するケースが書かれており非常に参考になった。シンプルなルールは簡単に辿り着けるものではなく常に考えながら取り組む必要があり、スティーブ・ジョブズ曰く「そこに到達できれば山をも動かせる」とのこと。中々高い指標ではあるが取り組みたいと思わせる良書だった。
読了日:10月31日 著者:ドナルド サル,キャスリーン アイゼンハート

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