HSPと

HSPを自覚した中年管理職プログラマの のっぴきならないノンフィクション

読書まとめ2019年5月分

日曜に疲れると焦燥感がある。
こんにちは、ポコポッコです。

読書のアウトプットに
読書メーターというサイトを利用しています。
このサイトの機能に月毎にまとめる機能がありましたので、
2019年の5月分をまとめました。
基本コピペなので、ただ網羅されているだけです。
お見苦しい点はありますがご容赦ください。

注意!!
読書メーターではネタバレ防止配慮の機能がありますが、
月毎まとめでは、その辺が一切考慮されていないようで
中にはガッツリネタバレしているものもあると思います。
正直、自分がどの本にネタバレ防止したか覚えて無いので
ご注意ください。


5月の読書メーター
読んだ本の数:43
読んだページ数:10619
ナイス数:463

だれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのかだれもわかってくれない:あなたはなぜ誤解されるのか感想
DaiGo氏おすすめ本。自分を正しく相手に認識させることの難しさが書かれていた。まず脳の認識節約が無意識に働く。この時点で認識は相当省かれており、さらに信用度、相手の立場(役職)、相手のエゴ、これらによってさらに認識は歪む。その上で相手の「愛着スタイル(安定、回避、不安)」も加わり、そこでようやく第一印象が決まる。この第一印象は長く続く性質があり、その後の相手からの認識に大きく作用する。第一印象を変えていくのはかなりの労力を要する。読んでいて相手を理解することの大変さがズッシリきた。とても参考になった。
読了日:05月29日 著者:ハイディ グラント ハルヴァ―ソン,Heidi Grant Halvorson

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)感想
五十嵐・・・許すまじ・・・ 謝罪は・・・!!!?

・・・となるくらい感情移入できた。序盤のクレームはかなり心にきつく読むのが辛かった。もう少し若い時に読んでいたらかなり前向きになれたと思う。色々な書籍の感想で言ってるけど、是非中年版もお願いしたい。
読了日:05月27日 著者:北川恵海

読書の技法読書の技法感想
DaiGo氏オススメ本。これまで読んだ読書法の中では最も論理的な内容に感じた。知識を積み重ねることで既知の箇所については読み飛ばすことができ、それこそが理屈上の速読であることがわかった。積み重ねの無い「早く読むことが目的」の速読は全く意味が無いのである。著者は人生の残りの時間を考えた時に読書時間は限られているから効率よく読書しなければいけないと考えており、生涯レベルでの読書感に衝撃があり、時間に対しての考え方を見直すきっかけとなった。
読了日:05月26日 著者:佐藤 優

継続的にアウトプットする技術――エンジニアのための「続けられる」科学継続的にアウトプットする技術――エンジニアのための「続けられる」科学感想
技術書典6にて購入。「アウトプット」「継続すること」「集中する環境と時間」「健康や精神衛生」等、主にビジネスで重要とされる要素が書かれていた。多くの参考書から作者が自分の言葉でまとめていて、これが大変わかりやすかった。ページ数は少ないが逆にいえば要点のみをしっかり抑えているということだと思う。同人誌という形態もあり作者をより身近に感じられ頭にも入ってきやすかった。エンジニアでは無くても参考なることは多い内容だと思う。
読了日:05月24日 著者:yagitch

モノの見方が変わる大人の地理力モノの見方が変わる大人の地理力感想
初対面の人と出身トークになった際に会話を続けられるかどうかは「大人の地理力」に掛かっているとのことで、本書はそんな時、話題に出来そうな各都道府県のマニアック(に私は感じた)情報が書かれている。この手の雑学は出身者には通じるが他には知られていないレベルの情報が丁度よいと思っていたが、本書はガッツリマニアック寄りに突き進んでいる印象。これだと相手も認識できていないレベルの情報なのでは?と思ってしまった。(例えば私の出身県情報は知らない情報ばかりだった)会話目的ではなく雑学目的として読んだ方が実りがありそう。
読了日:05月22日 著者:

世界から猫が消えたなら世界から猫が消えたなら感想
猫がいないことでバタフライ効果的に小さい問題から世界規模の大問題に発展する系のストーリーを予想していたが全く違った。余命1日の主人公が悪魔から「指定する物が世界から消えてしまう」ことを提案されて、それを承諾すれば1日延命できるというストーリー。最初は「電話」から始まりやがて・・・。あくまで○○が消えた世界の「主人公の目線」で物語が進み、○○が消えた世界がどうなったかは書かれていない。その分、哲学的に深掘りされていて終盤は考えさせられると同時に感情を揺さぶられた。
読了日:05月22日 著者:川村 元気

あたりまえだけどなかなかできない 読書習慣のルール (アスカビジネス)あたりまえだけどなかなかできない 読書習慣のルール (アスカビジネス)感想
内容としてはこれまで読んだ読書についての書籍と被るところは多く重要箇所の再確認に役立った。本書で初めて得た観点して著者のバックグラウンド、特に「少年時代」に興味をもつこと(後年を予想させるきっかけを知ること)、そして「誰に影響を受けているか」を知ることでより著者と著書を「深く」読み、考えることに繋がるというものがありこれはとても良いなと感じた。
読了日:05月22日 著者:松本 幸夫

卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学感想
Daigo氏オススメ本。以前、人の印象は2秒で決まりしかもその直感は正しいという説を知り、関連として紹介されていた本書を手にとった。本書は人相から読み取れる予測力や察知する能力について「殺す顔」「同性愛」「将来」「嘘」「話し方」「社長の顔」「選挙の登録」等がそれぞれ科学的な検証結果のもと書かれていた。一方で、本書を参考にしても見込み程度の予測であり確実な予測は行えない、と後書きに記述してあり、その点は留意したい。あと本書はアジア系の顔や黄色人種にも当てはめて良いのかはわからなかった。
読了日:05月19日 著者:マシュー ハーテンステイン

百貨の魔法百貨の魔法感想
過去に3,4回読もうとして挫折していたが今回ようやく読了。どうやら第1幕が最も自分と相性が悪かったようで第2幕、3幕、4幕は面白くあっという間だった。淡々としていて、だけどキラキラしていて不思議な感覚だった。終幕が恋愛メインだったのがちょっと残念だった。できればこれまでの各幕の主人公達、そして結子さん体制のその後が知りたかったなと思う。個人的には閉店へ向かう現在の儚さがキラキラをより一層際だたせていたと感じたため、その後変に大復活等もして欲しくないと感じる。(閉店もしてほしくないが)
読了日:05月19日 著者:村山 早紀

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)感想
作者の夫(ツレ)がうつ病を患ってからの日常を描いたコミックエッセイの続編。本作でツレさんの症状は改善し、起業するまでになっており良かったなと思った。本作で気になったのは、うつ病時は「会社を辞めてはいけない」という記述だ。ケースバイケースではあるようだが、これは自分が存在することのむず痒い不快感が原因で会社を辞める行動をとることで、どんどんエスカレートし自殺にまで至ってしまうからとのこと。別のうつ病系の書籍では「すぐに辞めろ」という主張だったので、この辺は個々人の状況によるということなのだろうか。
読了日:05月18日 著者:細川 貂々

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)感想
作者の夫(ツレ)がうつ病を患ってからの日常が描かれたコミックエッセイ。重いテーマだが作者の作風によりライトな仕上がりになっている。・・・と見せかけて読み進めるごとにやはり重い気持ちになり考えさせられた。(特に自殺未遂等)ツレ目線ではなく妻目線なのが個人的に斬新に感じた。
読了日:05月18日 著者:細川 貂々

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)感想
本書の前に「向日葵の咲かない夏」という、ある種強烈な作品を読んでいたのと本書を読了した時間が真夜中だったのが相まって、ラストの祖母からのメッセージはものすごい恐怖を感じてしまった。(主人公ショックでおかしくなった!?と思った)----誤解は人生を彩る。
読了日:05月17日 著者:梨木 香歩

絶望の国の幸福な若者たち絶望の国の幸福な若者たち感想
コンサマトリーについて細かく知りたく読みはじめた。タイトルが意味深だったが読み終えると納得できた。社会学本を1冊読み切ったのは本書が初めてだったが、なかなか掴めたようで掴めない不思議な感覚だった。人は今より幸せな未来が期待できると「現在は幸せでは無い」と感じ、逆に今より幸せを見込めない場合は「幸せだ」と感じるとの内容が特に印象的だった。おまけの佐藤健氏との対談は本書の内容のまとめに近く非常に理解に役立った。なお本書は割とコンサマトリーについては薄めだっため別の書籍を読もうと思う。
読了日:05月16日 著者:古市 憲寿

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルールスタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール感想
Daigo氏オススメ本。「成功」「人間関係」「やる気」「マイナス感情」「ストレス」「リーダーシップ」について、 どう考えて行動すればうまくいくのか?について科学的な証拠を踏まえたルールが書かれていた。全章、自分の考え方には無かったルールがあり参考になった。特に「生産的先延ばし」という発想は早速実務で導入してみたいと思った。一方で自分がかなり内向的なため全編に渡るポジティブな内容に「これは自分には無理かも・・・」と思ってしまう箇所が多々あった。取り入れられる所からやってみたい。
読了日:05月16日 著者:ケリー・マクゴニガル

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)感想
なんとなくタイトルや表紙絵から虐待系だったりホラー系だったりの中身を予想していたが、良い意味で裏切られ続けた。冒頭から、ある違和感をずっと持ち続けることになったが、終盤でその違和感部分の謎が明かされて若干引きつつもカタルシスがあった。途中まで「実写ドラマ化しそう」と思っていたが、これは出来ませんね汗
読了日:05月14日 著者:道尾 秀介

結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)感想
羽生さんがシビアな勝負の中、普段の生活の中、様々な状況で何を考え、どう取り組むようにしているのかが丁重に書かれていた。意外にも本人は「ずぼら」な性格とのことで、目標をもたず、まずやってみて結果的にゴールに近づければいいという柔軟な考えで「人は普通続けられることしか続かない」とのこと。他の偉人達と同じく「変化することの重要性(停滞することの危険性)」が書かれていて、この辺は成長するプロセスにおいては必須なのだなと改めて認識した。全体的に非常に読みやすく腹落ちする内容だった。
読了日:05月14日 著者:羽生 善治

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)感想
なぜ辞めれないか。それは「学習性無力感」という心理的概念と「辞めた後の生活が想像つかない」が大きな理由とのこと。本書は一貫して「そのような環境からは(まだ判断ができる内に)一刻も早く離れるべき」とし、その背中を押してくれるエピソードがわかりやすく漫画で書かれている。辞めた後のことは「すまないがわからない」としながらも、ブラックな環境から逃れた人の中に「前より悪くなった人はいない」とのことで、この言葉は非常に勇気づけられるのではなかろうか。個人的に中間管理職版も出してほしいなぁ・・・と思ったり。
読了日:05月11日 著者:汐街コナ

職場の人間関係をよくするEQ入門―「こころの総合知能」を高める14のケーススタディ職場の人間関係をよくするEQ入門―「こころの総合知能」を高める14のケーススタディ感想
EQとは状況に応じた行動をとるために心を調整する能力、すなわち社会生活を送る上での「総合知能」である。EQは訓練によって高めることができるとのことで、本書はその手助けとなるような様々なEQのケースを紹介している。本書は2002年発売だが、この時点で組織の重要性はハード(スキル)からソフト(スキル)へ移行すると予見しており、2019年現在見事に的中している。逆を言えば(EQの)重要性が増した今、それらに最適化された書籍はあるため(例えばTeamGeek等)本書よりもこれらを読んだ方がより効果的だと思う。
読了日:05月11日 著者:EQジャパン

数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの感想
業務上恐らくまた必要性が上がってくると思い復習がてらに本書を読んだ。行列の概念から勘違いしやすいポイント(AB≠BA)が解説されて今回も全編わかりやすく後半は(私の数学レベルでは)考えさせられるレベルで読み応えがあった。ベクトル編の次に本書を読んだが、三角関数編→ベクトル編→微分編→積分編→統計編→本書の順で読まないと読み解くのが難しい箇所があるかなと思った。未読の編を読んだ後、本書をあらためて再読したい。
読了日:05月11日 著者:結城 浩

3本の木3本の木感想
海外の原作者不明の民話。教会や復活祭で語り継がれている内容らしい。3本の木が将来の夢を持ち、実際は夢と違う結果になったが(諸々あって)人々が神のことを考えるようになったことが尊く素晴らしい。という児童向けの物語だった。私は特に信仰心が無いためイマイチ物語が読み解けず難解さを感じた。海外の民話を初めて読んだが文化が違うことで考えることが多く結構楽しいなと思った。
読了日:05月11日 著者:アンジェラ・エルウェル・ハント

頭がよくなる「マインドマップ」超仕事術―思考のレッスン必須スキル入門頭がよくなる「マインドマップ」超仕事術―思考のレッスン必須スキル入門感想
構造化して整理することが最も記憶に残りやすいとのことで、これまで適当に使っていたマインドマップの指針となる使い方を知りたく読み始めた。手法としては特に真新しさは無く、主題から副題、副題から副題といったもので、使い方的には新たな発見は無かった。マインドマップは右脳と左脳、両方に適度な刺激を与えるのでアイデアが生まれやすいと言う点、構造化が脳の記憶の仕方そのものに似ているから記憶しやすいといった点は利点として覚えておきたい。
読了日:05月09日 著者:長田 武介

読書力 (岩波新書)読書力 (岩波新書)感想
読書法の本かと思い読んだが、中身は著者の並々ならぬ読書へ思いが語れていて、読書哲学といって良い内容だった。読書力とは自己形成やコミュニケーションの基礎となるものだと述べられており、改めて読書という行為を俯瞰で認識できるとても参考になる内容だった。中身は熱いのだが著者の人柄なのか押し付ける感じは無く読みやすい点も良かった。
読了日:05月09日 著者:齋藤 孝

すべてがFになる (講談社文庫)すべてがFになる (講談社文庫)感想
職業柄タイトルでピンときて、楽しく読めた。天才プログラマ集団の中で上限のバリデーションを行なっていない箇所を 見逃すという状況が有り得るのか本筋と少しずれたところが気になった。プログラムが絡む小説は初めて読んだが、かなり面白く本作はシリーズ物のようなので別作品も読んでみたい。
読了日:05月09日 著者:森 博嗣

「深読み」読書術: 人生の鉱脈は本の中にある (単行本)「深読み」読書術: 人生の鉱脈は本の中にある (単行本)感想
目次を読む、作者との対話、古典は重要な要素が全て詰まっている、線を引く等、大体他の読書法本と同じ内容が書かれていた。「主張や結論を把握する→その根拠を押さえる→根拠の前提を押さえる」といった構造を意識して読書すること、「速読で把握できるような本は時間の無駄」という考え。これらが参考になった。結構文が強く「読書楽しいよ!みんなもやろう!」的では無く「かくあるべし」調なので人によっては嫌悪感がでそうだ。
読了日:05月08日 著者:白取 春彦

世界で一番寒い街に行ってきた: ベルホヤンスク旅行記世界で一番寒い街に行ってきた: ベルホヤンスク旅行記感想
世界で一番寒い街とされるベルホヤンスク旅行記。-50℃という過酷な環境で住む人々の生活や触れ合いが紹介されていた。旅行記といってもとても狭い範囲で書かれていて、その分、水の作り方、食べ物や-50℃での実験、学校訪問等、細かいところが書かれていて面白かった。
読了日:05月08日 著者:まえだなをこ

頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)頭は「本の読み方」で磨かれる: 見えてくるものが変わる70冊 (単行本)感想
他の読書法本と被っている箇所はあったが、 「積読にも意味がある。興味を持った時点で脳は少し変わっている」「自分の軸となるカノン(軸となる本、教典、動かせない柱)を見つける」は、とても参考になった。作者の情熱のこもったオススメ本紹介は読み応えがあり、いつか手にとってみたいなと思った。
読了日:05月07日 著者:茂木 健一郎

たまちゃんのおつかい便たまちゃんのおつかい便感想
故郷の買い物弱者のために大学を中退し移動販売起業を目指す、たまちゃんのハートフルストーリー。移動販売を軸に友人達、父や祖母や老人達、そして父の後妻フィリピン人のシャーリーンとの関係や想いが細かく描写されており特に終盤の展開に感情が揺さぶられた。個人的にたまちゃんのシャーリーンに対する微妙な想いに感情移入しまくりだった。(実家(実の娘)なのに立場だったり居場所が無くなる感じ。)また、読書中にたまちゃんの主人公補正とも言える順調っぷりに「ストーリー形式のビジネス書かよ!!」とツッコんだのを恥じたい。
読了日:05月06日 著者:森沢 明夫

文庫 自分の「異常性」に気づかない人たち: 病識と否認の心理 (草思社文庫 に 3-2)文庫 自分の「異常性」に気づかない人たち: 病識と否認の心理 (草思社文庫 に 3-2)感想
統合失調症」「うつ病」「双極性障害」「自己愛性パーソナリティ障害」「認知症」「自閉症スペクトラム症」「境界性パーソナリティ障害」それぞれのエピソードが精神科医の立場から書かれていた。主題である何故「気づかないか」は理由を明確にするのが難しく、そもそも正常異常をどこで判断するのか、その難しさが伝わってきた。個人的に主題よりも各エピソードの医師の大変さに目がいった。自分がもしお世話になることがあったら良い関係を築けるようにしたいと思う。
読了日:05月06日 著者:西多 昌規

マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選3 採用は2秒で決まる! 直感はどこまでアテになるか? (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選3 採用は2秒で決まる! 直感はどこまでアテになるか? (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選)感想
Daigo氏の動画で「面接は時間の無駄」(=直感の好感度で決まる)という話題があり印象に残っていたため、それに近い内容が読めるかもと思い手に取った。本書は章構成で別々の内容となっており個人的にはタイトルにもなっている「18章 採用は2秒で決まる!」において、ある調査で助手に対し2秒で判断した評価と1学期後の評価が極めて似ていた。これにより直感以外は不要という結果になったとのことで非常に興味深かった。他「17章才能という神話」も面白かった。「人材が組織を高める」のではなく「組織が人材を高める」胸に留めたい。
読了日:05月05日 著者:マルコム・グラッドウェル

一生お金に困らない生き方一生お金に困らない生き方感想
お金に対する心のクセ、考え方の偏りを直すのが目的の書籍。私の理解が及ばないせいか、いまいち本文中の「ある」が物理的なお金なのか概念なのか良くわからなかった。5章にあった --(本書から引用) でも「ある」という前提で行動してみると、 不思議なことに、「ある」ことに気づきます。 「お金、全然ないです。好きなものを買ってしまうと、今月の携帯代も払えません」 と言った人がいますが、携帯代は「ある」わけです。 --(引用ここまで) ここで完全にわからなくなった。なんらかの根拠や具体性があれば良かったなぁと思う。
読了日:05月05日 著者:心屋 仁之助

“子供おばさん”にならない、幸せな生き方 〜自分を愛するということ〜“子供おばさん”にならない、幸せな生き方 〜自分を愛するということ〜感想
タイトルから相当なディスりや風刺が聞いた内容かと思いきや、中身はセルフコンパッションライク(「自分を許す」「自分を愛する」)を軸にしっかりと語られていて、おっさんだが参考になった。(特に、正論でも相手を傷つけたら「言葉の暴力」=ロジハラを再認識できてよかった。)ただ、本書で定義している子供おばさんは、この本読まなんじゃないかなーと思ったりもした。
読了日:05月05日 著者:コラムニスト・ひかり

数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)感想
仕事上使うことが多いベクトル演算だが、ベクトルについてあまり本質的なところは理解していなかったため(内積で角度求める、法線ベクトル使用程度)、諸々参考にしている結城先生の書籍で学び直すことにした。本書はストーリー仕立てでベクトルの基礎から展開し、「こう決まってるから覚えろ」ではなくキッチリ何故こうなるかをちゃんと解説しており、今自分が知りたいことと一致し非常に参考になった。まだ理解が追いつかない部分も多いが熟読していきたい。恐らく同シリーズの三角関数編から読んだほうが理解速度は上がりそう。
読了日:05月05日 著者:結城 浩

中学3年分の数学が基礎からわかる本 (アスカビジネス)中学3年分の数学が基礎からわかる本 (アスカビジネス)感想
ベクトル再勉強の前段階として着手。作者曰く、中学で学ぶ順序とは変えてあり合理的なカリキュラムに変更しているとのこと。確かに頭に入りやすく数時間で完了できたような気がする。(思ったよりも忘れている要素が多かった。)振り返りにオススメ。
読了日:05月05日 著者:間地 秀三

鈍感力 (集英社文庫)鈍感力 (集英社文庫)感想
落ち込むことがあっても、崩れず立ち上がって明るく前に進むしたたかな力を鈍感力とし、健康、恋愛、仕事様々な観点から鈍感力の重要性が書かれていた。個人的には鈍感力が健康面に非常に良いということが参考になった。本書はあくまで鈍感力のケース紹介に終始しているため、どうやったら身につくのかといったノウハウはほぼ書かれていない点は注意。(そもそも「生まれ持った気質」なのか後天的に磨ける「スキル」なのか終盤になってわからなくなってきた)自分はかなり敏感な気質なため鈍感になりたくてもなれないといったジレンマは多少感じた。
読了日:05月04日 著者:渡辺 淳一

世界がもし100人の村だったら 総集編 POCKET EDI (マガジンハウス文庫 い 1-1)世界がもし100人の村だったら 総集編 POCKET EDI (マガジンハウス文庫 い 1-1)感想
世界を100人の村に例え、あらゆる観点から項目別人数が記述されている。(例:50人が男性です。50人が女性です。等)内容は色々と思うところはあったが、挿絵がキツイ配色で淡々とした文もあいまって結構な怖さを感じた。2019年現在はきっと数値も変わっているんだろうなと思う。
読了日:05月04日 著者:池田 香代子

仕事力・マネー力・運気力がアップする すごい読書!仕事力・マネー力・運気力がアップする すごい読書!感想
読書法本。前書きや目次の重要性等、おおよそ他の読書法と書いてある事は同じだったが、アンテナを広げ、ぶつ切りの情報をインプットし、情報と情報を繋いで意味を提案できる「クロスオーバー脳」の考えは参考になった。また本書はオススメ書籍紹介の比重が多く、是非「縁読」したい所存。あえてなのか大体の項目に著者の実績自慢(という程ではないが)がチョイチョイ差し込まれるので読者によっては変なバイアスが掛かりそうだなと思った。
読了日:05月03日 著者:中島 孝志

ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則ホウレンソウはいらない!―ガラパゴス上司にならないための10の法則感想
ジェンレーションギャップやコミュニケーションギャップによる環境変化に上司の立場からどう対応し変化していくかの方法が書かれている。(対応出来ない上司を本書では「ガラパゴス上司」と定義している)「情報シェアのよるコミュニケーションコストの削減」、「ナレッジベース導入によるベース知識レベル向上」といった現在導入されている仕組みの重要性を再確認できた。 「非クリエイティブな仕事をいかに最小にするか。」 これが本書のタイトルに込められた意味だと思った。<続く>
読了日:05月03日 著者:本田 直之

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)感想
裏表紙に「シリーズ屈指の大仕掛け」的な記述があり「大仕掛け」というワードから何の理屈も無く、この物語の館についての構造を予想していたが、まさかの正解!そして記憶を失った人物についても何の理屈も無く予想し正解!全く推理はしてないけれど予想が当たって嬉しかった。セイレーンのボーカルが絶対絡む系だと思っていたがそこだけ大ハズレ。読みやすく面白かった!!
読了日:05月03日 著者:綾辻 行人

あなたの隣のモンスター社員 (文春新書)あなたの隣のモンスター社員 (文春新書)感想
和を乱す問題社員よりも「遥かに厄介」なモンスター社員の実例や種類、見分け方等が書かれている。フィクションと思いたいが、私自身モンスターと遭遇したことがあるので多分本当にあった事なんだろうなぁ・・・と思いつつ読了。一点1章R美の社長(上司)から飯に誘われるは私も経験があり社員目線だとキツイのは確かでそこだけ同情した。モンスター社員との付き合い方の方針はあるが具体的な対処法は記載されていないので基本的には書類選考や面接で組織に受け入れないことが最も重要だと思った。面接を担当することがあるため留意したい。
読了日:05月03日 著者:石川 弘子

オルファクトグラムオルファクトグラム感想
姉の家に訪れた主人公は何者かに襲われ昏睡状態に。そして姉は殺されてしまう。事件を境に嗅覚を視覚化する能力を手に入れた主人公が、その能力を駆使して犯人を探す・・・。といったストーリー。能力を駆使して真相に迫っていく展開や理解者を増やしていく構成が面白く、中だるみはありつつも読了できた。 主軸に ・姉を殺した犯人探し ・仲間のミッキー探し ・彼女の妊娠 があるのだが、これらが動くのが終盤からなので そこまでは凪の展開が多く、やや忍耐力が必要かも。
読了日:05月02日 著者:井上 夢人

しないことリストしないことリスト感想
しなければいけないとされていることの99%は本当は別にしなくてもよいこと と定義し、元ニートの作者の視点で「○○しなきゃいけないこと」を検討して少し力をぬいて楽に生きられるようにする事を目的に、網羅的に「しないこと」が記述されている。全体的にゆるい感じで読みやすいが、作者は社会学を学んでいるとのことで内容は「○○しない」としつつも「人との関わり」「アウトプット」等の重要性には触れていて、どのような視点からもやはりこの辺は重要なんだなと認識でき参考になった。
読了日:05月01日 著者:pha

新潟あるある新潟あるある感想
ふと目にとまり一気読み。私は上越地方出身(現東京在住)だが「あるある」は半々くらい。ある意味、新鮮に楽しめた。「イタリアン」は知らないし「カツ丼」は普通に卵とじだし・・・等々。一方で「バゴォーン」「サラダホープ」「教務室」「そろっと」の項目はささりまくりだった。 今だとNGT(色々と揉めているが・・・)やHIKAKIN氏があるあるに加わりそう。恐らくシリーズで全都道府県分バリエーションがあると思われるので、自身の出身のを読むと面白いかもしれない。
読了日:05月01日 著者:佐藤勇馬

いつやるか? 今でしょ!いつやるか? 今でしょ!感想
根本の考え方を変えることで行動力が上がったり、物事の見え方が変わる。そんな指標が6章に分けてわかりやすく書かれていた。個人的に3章「逆算の哲学」(内容としてはバックキャスティング思考と同等)は林先生の5年に渡る実例がありとても参考になった。そして4章「権威トレンド」の視点にはハッとさせられ、自分自身人間関係の中で権威トレンドを意識することで、より効率的に物事を進めることが出来そうだと感じた。なお「今でしょ」への想いは次の書籍に書かれているようなので機会を見つけて読みたい。
読了日:05月01日 著者:林 修


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